弱小貴族の長男として異世界に転生したアルスは、生まれながらにして人の能力を見抜く“鑑定”スキルを持っていた。 乱世の中で領地を守るため、街へ出て優秀な人材を探し始めると、差別を受けて路頭に迷うマルカ人の少年・リーツと出会う。 鑑定の結果、リーツには非の打ちどころのない圧倒的なステータスが隠されていることがわかった。 アルスは彼を家臣にしようとするが、周囲からの大反対を受けてしまい ――
アルスは父の命を受け、リーツと共に魔法に長けた人材を探し始める。 多くの人が住む城郭都市・カナレに着いたアルスたちの前に、奴隷商人に追われる謎の少女が現れて ――
アルスはリーツと共に、奴隷商人に捕らわれたシャーロットの救出へ向かった。 希望をなくしたシャーロットのもとへアルスたちがたどり着くと、ならず者たちに囲まれてしまい ――
アルスが6才になる頃には、すでにリーツとシャーロットは目覚ましい活躍ぶりを見せていた。 次なる逸材を求めていたところに、才能豊かな狩人の兄弟がいるという噂が飛び込んできて ――
着実に最強の領地づくりが進んでいた矢先、アルスの父・レイヴンが体調を崩してしまう。 床に臥せる父がアルスにこぼしたのは、初耳の許嫁の話で…!?
レイヴンの体調が悪化する中、アルスのいるミーシアン州の総督が暗殺されたという情報が入った。 アルスは父に代わってカナレ郡長の招集に応え、軍議に出席することになり ――