A — 行きつけの道具屋で店主のリラと談笑していたビオラ。 リラは昔を懐かしみ、アリッサが初めて赤ん坊のビオラを連れてきた時のことを思い出す。 当時のアリッサは育児に悩み、ビオラをどう育てていけばいいのか四苦八苦していて―― B — アリッサの家へとやってきた行商人のエルフ、フェンネル。 アリッサのことが好きなフェンネルだったが、ビオラはそんなフェンネルのことが気に入らず、手を変え品を変え邪魔をしてくるが―― C — 上機嫌でアリッサの家を訪れ、楽しいひと時を過ごしたフェンネル。 商談を済ませて外に出ると、怪しい格好をしたビオラが妙な看板をかかげた屋台の前に立っており、フェンネルは慌てて逃げ出そうとするが――
A ― 家具職人のオーク、グリンドとフェンネルは親しい友人同士。急な依頼に応じて製品を納品してくれたグリンドに大いに感謝したフェンネルは、なにかお礼がしたいと申し出る。すると、グリンドは伏し目がちに頬を赤らめて言った―― B ― ある日、急なお出かけから戻ってきたアリッサ。彼女の腕には布に包まれた「なにか」が大切そうに抱えられていた。慎重に布がほどかれ、その中身が現れた瞬間、ビオラの表情がショックのあまり強張った―― C ― ある日、花束をもってアリッサの家へと向かっていたフェンネル。しかし寸前のところで突然地面が光り、トラップが発動。瞬間移動の魔法陣に呑み込まれてしまう。フェンネルがその先で見たものとは――
A ― 留守番をしていたフェニックスと毒コアラ。 使い魔の先輩として色々と面倒をみてあげるフェニックスだが、毒コアラは好戦的でまるで言うことを聞かず、フェニックスはそんな毒コアラにやきもきしながら―― B ― デコレーションたっぷりのプリン、イチゴケーキ、シュークリーム、最近よく食べるフェニックス。 甘いものをぱくぱくと食べる姿を見ていてビオラはふと気づく、フェニックスの身体にある異変が生じていることに―― C ― 牢獄の並ぶ地下道を進んでいたグリンドとフェンネル。 どうやらグリンドは投獄された「ある人物」に相談があるようだが、フェンネルは気が進まない様子。 ついにその人物が収監された牢獄の前にやってくると――